コインチェックのスプレッドが広すぎて全然儲からないんじゃないか?と思っていませんか?
- コインチェックの手数料は高いの?
- コインチェックのスプレッドが広いって聞くけど?
- コインチェックは販売所でしか買えないの?
コインチェックに限らず仮想通貨取引所はスプレッドや手数料が設定されていることが殆どです。
そこで今回はスプレッドを狭く(安く)抑えながら仮想通貨を購入する方法や広すぎるときの回避案をご紹介します。
コインチェックのスプレッドは取引所を使うことで解決
スプレッドについての解説の前に、結論を先に書いておきます。
コインチェックは取引所で仮想通貨を買うと、スプレッド幅が最小限に抑えられます。
そのため、取引所で買うのはスプレッドも狭く手数料無料でお得なわけです。
販売所と取引所のメリット・デメリット
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
スプレッド | 広い | 狭い |
購入難易度 | かんたん | 少し難しい |
コインチェックのスプレッドや手数料を安く抑えたいときは取引所を使いましょう!
コインチェックの取引所で買える銘柄
仮想通貨取引所は「販売所」と「取引所」で買える銘柄数に違いがあります。
コインチェックの仮想通貨取り扱い数は30種類と豊富です。
※2024/09時点
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)はもちろんのこと、話題のメタバース銘柄サンドボックス(SAND)まで幅広くラインナップされています。
銘柄 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | ◯ | |
イーサリアム(ETH) | ◯ | |
イーサリアムクラシック(ETC) | ◯ | |
リスク(LSK) | 一時停止中 | 一時停止中 |
リップル(XRP) | ◯ | |
ネム(XEM) | ◯ | |
ライトコイン(LTC) | 販売所のみ | |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ◯ | |
モナコイン(MONA) | ◯ | |
ステラルーメン(XLM) | 販売所のみ | |
クアンタム(QTUM) | 販売所のみ | |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 販売所のみ | |
アイオーエスティー(IOST) | ◯ | |
エンジンコイン(ENJ) | ◯ | |
パレットトークン(PLT) | ||
サンド(SAND) | 販売所のみ | |
ポルカドット(DOT) | 販売所のみ | |
フィナンシェトークン(FNCT) | ◯ | |
チリーズ(CHZ) | ◯ | |
チェーンリンク(LINK) | 販売所のみ | |
メイカー(MKR) | 販売所のみ | |
ダイ(DAI) | ||
ポリゴン(POL) | 販売所のみ | |
イミュータブル(IMX) | ◯ | |
エイプコイン(APE) | ◯ | |
ラップドビットコイン(WBTC) | ◯ | |
アバランチ(AVAX) | ◯ | |
シバイヌ(SHIB) | ◯ | |
ブリリアンクリプトトークン(BRIL) | ◯ |
取引所の取り扱い銘柄は随時増えていくので定期的にチェックしておきましょう。
スプレッドとは?どんな仕組みで広くなる?
ここからはスプレッドとは何なのか、どんなときに広くなるのかを細かくお伝えしていきます。
スプレッドとは?
スプレッドは売値と買値の差額のことを言います。
Bid(売値)とAsk(買値)の間には差額があり、これを「スプレッド」といいます。相場急変時などには、スプレッドが拡大することがあります。
出典:https://daiwa.dga.jp/faq_detail.html?id=190
極端な話、仮想通貨を買って直ぐに売却すると損をする可能性があります。
売値と買値に差額が必ずあるため、スプレッド分だけ負けてしまうわけです。
仮想通貨の場合、スプレッドが広く設定されているのは販売所です。
そのため、販売所から仮想通貨を買って直ぐに売却しようとするとスプレッド分損をしてしまうので注意しましょう。
スプレッドは仮想通貨だけにある?
コインチェックや他の取引所を使うことで「スプレッド」を聞くようになった人も多いのではないでしょうか。
スプレッドは仮想通貨の取引に限らず、FXや証券取引などにもあります。
一番身近なのは海外旅行へ行く際に、空港などで日本円を外貨へ両替するときでしょう。
仮に両替した瞬間に、やっぱり日本円に戻したい!と思ったとき「円→外貨」のレートではなく「外貨→円」のレートで両替されます。
「たった今両替したばかりなのに損してる!?」となりますが。。。
売値・買値の差額が「スプレッド(手数料)」となります。
コインチェックのスプレッドの広さは他取引所と同じ?
スプレッドは手数料相当となることもあるため、仮想通貨取引所によって広さがさまざま設定されています。
また、仮想通貨の種類によってもスプレッドの広さが違います。
どの銘柄を買うかを決めた上でスプレッドや手数料の比較をすることが望ましいです。
ビットコインのスプレッドは狭いけど、イーサリアムは広く設定されているケースも考えられます。
スプレッド幅は時間や取引量でも変化する
スプレッドの広さは一律ではなく、ある程度の幅で設定されています。
スプレッド幅は時間帯や取引量によっても変化し、暴落や急騰時はスプレッドが広くなる傾向にあるので注意が必要です。
スプレッドが広すぎるときは、相場が落ち着くまで待つか他の取引所で購入することも検討しましょう。
仮想通貨取引所は基本的に無料で開設することができます。
そのため1つの取引所にこだわるのではなく、使い分けることも損をしないためには大事になってきます。
取引所選びは流動性を重視しよう
取引量(流動性)によってもスプレッドは変化するため、流動性が高い取引所を選ぶようにしましょう。
仮想通貨取引高ランキング
世界ランキングでコインチェックは14位、ビットフライヤーは17位と世界の取引所の中でも上位にランクインしています。
コインチェックとビットフライヤーは世界的に見ても流動性が高く、利用者も多いためスプレッドの基準として見るのに適していると言えます。
比較するときの注意点
- 同じ時間帯
- 同じ仮想通貨
- 販売所 or 取引所
基本的に同じ条件でスプレッドを比較しましょう。
コインチェックの販売所と取引所のスプレッド差
ここではコインチェックの販売所・取引所のスプレッドを見ていきましょう。
わかりやすく1BTC(約260万)分を購入した場合で計算していきます。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
購入価格 | 2,691,065円 | 2,610,551円 |
売却価格 | 2,533,954円 | 2,610,221円 |
スプレッド | 137,111円 | 330円 |
1BTC購入するにあたり、販売所と取引所では136,781円の差額が生じます。
- 販売所
- 取引所
このように販売所と取引所では差額が生じるので、購入前には確認しておきましょう。
販売所の購入単位別スプレッド
- 1BTC(約260万):137,111円
- 0.1BTC(約26万): 13,711円
- 0.01BTC(約2万6千円):1,371円
取引所のデメリット
コインチェックの取引所は取引手数料無料でスプレッドも感じさせないほど狭くお得ですが、デメリットもあります。
コインチェックに限ったデメリットではなく、取引所取引のデメリットなのでどこでも共通します。
それは、「注文が約定しない」ことがあるということです。
注文を出したときから一気に市場が動いてしまうことで注文が約定されません。
そのため、取引自体に慣れるまでは販売所を使って機会損失をカバーするのもいいでしょう。
コインチェックのスプレッドで損しないために
スプレッドは販売所・取引所のどちらにもあります。
取引所で仮想通貨を買うことで、圧倒的にスプレッドを抑えることができます。
- 取引所を使う
- ビットフライヤーなど、他の仮想通貨取引所を作る
- 取引する時間帯に気をつける
- 流動性の高い仮想通貨を取引する
取引所を使う
販売所よりも「取引所」は圧倒的にスプレッドが狭くなっています。
取引所取引はコインチェック利用ユーザーと取引のためスプレッド(価格差)が小さくなっています。
スプレッドの狭さを優先する場合は、購入予定の仮想通貨が取引所取引で買えるかを確認しましょう。
複数の仮想通貨取引所を作っておく
仮想通貨取引所によって取り扱っている銘柄が違うため、目当ての仮想通貨が取引所に用意されていないこともあります。
仮想通貨の口座は基本的に無料で作れます。
複数作っておき銘柄によって使い分けておけば手数料をムダに払うことがなくなります。
取引時間帯に気をつける
FX(外国為替)を参考にするのがおすすめです。
日本・ロンドン・ニューヨークの3国市場が重なって閉まっている時間帯の取引は避けましょう。
殆ど取引が行われていないためスプレッドが広くなる傾向にあります。
流動性の高い仮想通貨を取引する
流動性が高い仮想通貨と言えばビットコインです。
アルトコインだと、イーサリアムは流動性が高い仮想通貨になります。
流動性とは、取引板にどれだけの注文量があり活発に取引がされいるかによって「高い」「低い」と判断されます。
流動性が高い銘柄は注文は約定しやすく、売買している量が多いため出来高も増えていきます。
その反面、流動性が低い銘柄は取引されている量が少ないため注文が約定し難い傾向にあります。
流動性「高い」=スプレッド狭い
流動性「低い」=スプレッド広い
このように考えて銘柄選定をすると、想像以上にスプレッドで損することを避けることができます。
スプレッドのよくある質問
ここではスプレッドや手数料に関するよくある質問をまとめました。
まとめ
コインチェックのスプレッドは広すぎるのかを解説してきました。
スプレッドの性質を知ることで、損をせずに取引をすることができるようになります。
スプレッドが広すぎると感じたら
- 販売所ではなく取引所で売買する
- 複数の仮想通貨取引所を用意して使い分ける
- 取引量の少ない時間帯を避ける
- 取引回数を少なくする
- 流動性の高い仮想通貨を売買する
スプレッドや手数料が高すぎると感じたら是非試してみて下さい。