- コインチェックとビットフライヤーの手数料の比較
- 運営会社比較とセキュリティ面の安全性
- コインチェックとビットフライヤーの特徴
- 投資スタイルに合わせたおすすめの取引所選び方
国内の仮想通貨取引所として人気のコインチェックとビットフライヤー。
どちらも高いセキュリティと充実したサービスを提供していますが、それぞれの特徴や強みに違いがあります。
この記事では、両取引所の運営体制や手数料、ユーザーにとってのメリットを細かく比較していきます。
かんたんな結論としては以下の通り。
- 初心者におすすめなのはコインチェック
- 銀行口座連動の自動積立機能でかんぜんほったらかしが可能
- 取引経験者にはビットフライヤー
- 仮想通貨FX・先物取引で高度な取引が可能
より詳細に深掘りしていくので、あなたの投資スタイルに合った取引所選びに役立ててください。
コインチェックとビットフライヤーかんたん比較
2つの取引所は全く違う強みを持っています。
あなたの投資経験によっておすすめが変わります。
コインチェックは完全自動で積み立てができる
投資で難しいと言われる理由の1つに「購入時期の見極め」が必ず上がってきます。
プロのトレーダーでも、未来の価格を完全に当てることは不可能です。
プロでも出来ないことですから、一般投資家の私たちにはもっと難しいですよね。
そこで、ぜひ利用してもらいたいのが「つみたて」です。
コインチェックは、銀行口座を紐付けして自動引落しができます。
銀行口座が紐付けできるので、つみたてのために資金移動する必要がありません。
- 購入タイミングを自分で判断する必要がない
- チャート分析をしなくていい
- 仮想通貨口座へ振込みの手間がかからない
コインチェック公式サイト
https://coincheck.com/ja/
1度積み立て設定をしておけば、入金や購入の手間がなく意識することなく投資生活がスタートできます。
まずはお試しで仮想通貨を買いたい人に最適で「低額」から積み立てが可能。
つみたて設定は2パターン
- 月イチつみたて
- 毎日つみたて
「毎日つみたて」は1日あたり約300円程度から始めることができます。
コインチェックはこれから仮想通貨を始める人におすすめです。
ビットフライヤーはFX・先物取引ができる
ビットフライヤー(bitFlyer)はbitFlyerLightningで仮想通貨FX・先物取引ができます。
レバレッジを2倍まで設定でき、元手を少なく抑え瞬間的に利益を狙いたい人におすすめの取引所です。
もちろん、仮想通貨FX・先物取引だけでなく「現物取引」もできます。
仮想通貨FX・先物取引と現物取引を上手に使ってリスクを減らし、投資する戦略もおすすめです。
- 短期目線では下落
- 長期目線では上昇
このような相場のとき、現物は少し買いにくい。
現物はいつも通り購入しておき、仮想通貨FXで「売り」注文。
売り注文は価格が下がることで利益を得る注文です。
もちろん色々な方法が考えられます。
あくまでリスクを減らす方法の1つとして参考にしてもらえると嬉しいです。
ビットフライヤー(bitFlyer)がおすすめな人
- 過去にFX取引を経験したことがある
- 株式取引を経験したことがある
- 先物取引を経験したことがある
- 取引板で何かしら取引したことがある
このような人におすすめの取引所です。
運営会社の比較
コインチェックとビットフライヤーを会社単位で見て行きましょう。
コインチェック | ビットフライヤー | |
---|---|---|
会社名 | コインチェック株式会社 | 株式会社bitFlyer |
東京証券取引所 | 未上場 | 未上場 |
その他サービス | Coincheckつみたて Coincheck Lending Coincheckでんき | Tポイントが使える bitFlyer クレカ |
公式サイト | https://coincheck.com/ja/ | https://bitflyer.com/ja-jp |
コインチェックとbitFlyer(ビットフライヤー)ともに未上場です。
コインチェック株式会社は東証プライムへ上場している「マネックスグループの子会社」となりセキュリティ面・財政面でも安全性が高まった取引所です。
bitFlyer(ビットフライヤー)は過去に何度も「上場するのでは?」という噂が出ています。
IPOに当選して株が買えるかもしれないので、証券口座を作っておくのもおすすめです。
日本の暗号資産に関する協会など
日本国内で暗号資産交換業者(仮想通貨)は金融庁・財務局へ登録が必要です。
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所を利用する際は事前に金融庁のHPを確認しておくと安心です。
日本にも暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンについて様々な専門的な機関があります。
団体・組織名 | 状態 | URL |
---|---|---|
金融庁 | 暗号資産交換業者登録 | https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf |
日本暗号資産ビジネス協会 | 正会員 | https://cryptocurrency-association.org/ |
日本暗号資産取引業協会(JVCEA) | 第一種会員 | https://jvcea.or.jp/member/ |
日本ブロックチェーン協会 | 正会員 | https://jba-web.jp/members |
各協会は主に、ブロックチェーン・Web3.0関連の研究やレギュレーション、意見交換をしながら専門性を高めていく組織です。
コインチェックの特徴やメリット
コインチェックの特徴やメリットを解説していきます。
スマホアプリダウンロードNo1はダテじゃない!※
コインチェックはスマホアプリダウンロードNo1。
有名だからDLが多いんでしょ?
このように思うかもしれませんが、実際に使って見ると、なぜNo1なのかがわかります。
アプリは初心者も使いやすい設計で、かんたんに仮想通貨の購入ができます。
スマホアプリが便利な場面
- 仕事の休憩時間
- 食器洗い機や洗濯機を動かしてるとき
- 通勤途中の電車の中
- 暴騰したときに
どれも腰を据えて仮想通貨を買うのではなく、「いかに早く・かんたんに購入できるか」が重要です。
購入に手間が掛かると、継続して使い続けるのが面倒になってしまいます。
仮想通貨以外のサービス展開が多数
コインチェックはCoincheck電気・Coincheckガス・CoincheckNFTなど、仮想通貨の売買以外のサービスも充実しています。
Coincheck電気・ガスを使うメリット
Coincheck電気・ガスには2つのプランが用意されています。
ビットコイン付与プラン
電気・ガス料金を支払うと、ビットコインがもらえます。
ビットコイン決済プラン
ビットコインで電気・ガス料金を支払うと割引を受けられます。
仮想通貨の売買だけではなく、光熱費がビットコインで支払えるのでとても便利です。
貸暗号資産で最大年率5%の運用ができる
仮想通貨は値上がり益だけではありません。
値上がり益だけでなく、貸出しすることで利息収入も得ることができます。
ガチホ(長期保有)なら、ただ保有しているだけでなく貸し出すことで効率的に運用できます。
ビットコインだけでなく、イーサリアムやリップルなどにも対応しています。
口座引落し設定で積み立て自動化
「Coincheckつみたて」は、毎日・毎月決まった金額を自動で積み立てができる人気のサービスです。
サービス開始1年半で利用者が36倍になっていることからも、
最大のメリットは直接口座から引落しされ、入金の手間がかからないこと。
投資を続けていると毎月入金をするのが面倒になってきます。
「今月は入金しないでいいかなー?」
このようになり、継続して続けられなくなるのもよくある話。
このように感情が入ってしまい、積み立てのメリットが薄まります。
継続 = めんどくさい
これが最大の壁となりますが、口座引落しなら何も気にすることなく自動でコツコツ投資してくれます。
- 毎日だったら1日約300円
- 毎月だったら1ヶ月1万円
継続で一番大切なのは【無理のない金額】が大事ですから、継続できる金額設定を心掛けましょう。
つみたて開始で10,000円分のビットコインがもらえるキャンペーンなども行われていることもあるのでおすすめです。
ビットフライヤー(bitFlyer)の特徴やメリット
ビットフライヤー(bitFlyer)の特徴やメリットについて解説していきます。
業界最長7年以上ハッキングゼロの高セキュリティ
仮想通貨取引所がハッキングされ、資金流出などのニュースをみて不安に思うことがあると思います。
1つ注意しておきたいのは
ビットコインのブロックチェーンがハッキングされ流出したわけではありません。
その点、ビットフライヤーは業界最長の7年間ハッキングゼロの高セキュリティを持つ取引所です。
ビットコインを送付するために複数の署名を採用することで不正送金が起こらないよう対策をしています。
さらに、コールドウォレットに約100%を保管しています。
コールドウォレットとは、インターネットと完全に切り離された環境にあるウォレットです。
もし、不正アクセスがあったとしてもコールドウォレットに保管されているので安心です。
その他の取引所もセキュリティ面は常に強化していますが、
その中でもビットフライヤー(bitFlyer)はセキュリティのアップデートを常に行っているので安全性が高い取引所です。
ビットコインがハッキング被害を受けていない理由
少し複雑な話になりますが、ビットコインはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)という仕組みが採用されています。
ビットコインにおいて、不正のブロックチェーンを生成していくには総計算能力の51%以上が必要になります。
俗に言う、「51%攻撃」と呼ばれるもので、理論的には51%以上の計算能力を持つ事により不正を働くことは可能ですが現実的にそこまで高い計算能力を持つマイニングマシンを所有しマイニングしていくのはコスト面から考えても可能性は低いと考えられています。
少額からビットコイン(BTC)が買える
日本円単位で最少額を設定している取引所が多いですが、
ビットフライヤー(bitFlyer)はBTC単位で少額から買うことができます。
最小取引単位は0.00000001BTCからビットコインを買うことができます。
0.00000001BTCは1 Satoshiとなり、ビットコインの最小単位です。
2022年9月19日のビットコイン価格で計算すると
0.00000001BTC = 0.027円
端数余ったからビットコインにしておこう!というような買い方も出来てとても便利です!
FX取引で最大2倍のレバレッジができる
コインチェックとの大きな違いは仮想通貨FX・先物取引ができる点です!
仮想通貨FX・先物取引は現物との違いは「売り注文」ができます。
さらに、レバレッジが2倍までかけれるので元手の資金以上の取引ができます。
レバレッジは「てこの原理」で小資金で大きな取引することができる仕組みです。
10万円の自己資金の場合、20万円の取引ができます。
FX・先物は、現物を所有するわけではなく
- 買い注文→価格が上がった分の差額が利益
- 売り注文→価格が下がった分の差額が利益
注文したときの価格差が利益・損失となる取引方法です。
現物取引と併せて上手に使うと、下落相場でもリスクを少なく投資をしていくことができます。
コインチェックとビットフライヤー手数料比較表
コインチェックとビットフライヤーの手数料を比較していきます。
各取引所の手数料を比較して、あなたにとって一番お得なところを見つけてください。
コインチェック | ビットフライヤー | |
---|---|---|
取引手数料(取引所) | Maker 手数料 ETC: 0.050 % Taker 手数料 ETC: 0.100 % その他通貨は手数料無料 | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15% |
取引手数料(販売所) | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) |
銀行振込入金手数料 | 無料 | 各銀行所定額 |
日本円出金手数料 | 407円 | 三井住友銀行 3万円未満 220円 3万円以上 440円 三井住友銀行以外 3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
仮想通貨入金手数料 | 無料 | 無料 |
仮想通貨FX・先物取引 | サービスなし | 無料 |
コインチェックの取引所手数料はビットコイン(BTC)などは無料です。
ビットフライヤー(bitFlyer)は約定数量(購入数量)×0.01 ~ 0.15%でかかります。
販売所はスプレッドが手数料と考えてください。
※スプレッドとは、「売り」と「買い」の差額を言います。
コインチェックかビットフライヤーおすすめ最終結論
コインチェックとビットフライヤー(bitFlyer)の特徴や手数料の比較からどっちがおすすめなのかを具体的に見て行きましょう。
口座開設はどちらも無料です。
そのため両方を作って使い分けするのが一番おすすめです。
コインチェックがおすすめな人
コインチェックがおすすめできる理由はコチラ
- 自動引落しで積み立て投資したい
- 仮想通貨の口座を初めて作る
- スマホアプリでかんたんに買いたい
- 株式取引やFXをやったことがない
このような人には国内取引所はコインチェックをおすすめします。
取扱い通貨数も豊富で、まずはコインチェックで慣れてから他の取引所を使ってください。
コインチェック公式サイト
https://coincheck.com/ja/
ビットフライヤー(bitFlyer)がおすすめな人
ビットフライヤーがおすすめできる理由はコチラ
- セキュリティが高い取引所へ仮想通貨を預けたい
- 仮想通貨FX・先物取引でリスクを減らしたい
- レバレッジをかけて少額から初めてみたい
この中のどれかに当てはまる人はビットフライヤーがおすすめです。
まとめ | コインチェックとビットフライヤーを比較しておすすめはどっち?
国内で仮想通貨を始めるとなったら、コインチェックとビットフライヤーの2社が比較されることが多いです。
どちらの会社も高いセキュリティを誇り、個人の資産を安全に預けることができ利用者の安心に繋がっています。
多様なサービスを展開することによって、投資家に対し効率の良い投資方法を提供してくれています。
コインチェックは口座引落しの積み立てにより、投資をしてるのを忘れるくらいです。
投資をしていることを忘れても、しっかりと積み立てしてくれています。
投資に充てる時間を他のことへ使えるのは大きなメリットです。
ビットフライヤーは、チャートの分析をしながら仮想通貨が買えます。
現物で保有しながら、下落中は仮想通貨FXで「ショート(売り注文)」を入れて現物の下がった分の利益を補填するなど、発想次第で資金効率が上がります。
bitFlyerクレカを作ることで、普段の消費コストの0.5%~1%がビットコインで受け取れる面も大きなメリットと言えるでしょう。
両者ともに口座開設や維持手数料は無料です。
自分の投資スタイルが決まるまで色々な取引所を使って見るといいですよ。