ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の違いとは何でしょうか。
この記事では、ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の発行枚数と発行上限、使用しているブロックチェーンの違い、スマートコントラクト対応状況、エコシステムの特徴をわかりやすく比較しています。
取引所 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
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コインチェック | ||
OKJ(オーケーコイン・ジャパン) | ||
bitbank | ||
BITPOINT |
OKJ(オーケーコイン・ジャパン)は世界的大手OK Groupの日本法人として2017年9月に設立された取引所です。
柴犬ミームのドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、柴犬をモチーフにした人気のミームコインです。
ドージコイン(DOGE)とは?
ドージコイン(DOGE)は、2013年にジョークとして誕生したミームコインです。
ビリー・マーカス氏とジャクソン・パーマー氏が開発し、現在では多くの支持者を持つ仮想通貨となっています。
- 発行上限: ドージコインは無制限に発行されていて、毎年約50億枚が新規に発行されます。
- 技術: プルーフ・オブ・ワーク(PoW)コンセンサスメカニズムを採用しており、Scryptアルゴリズムを用いています。
- 特徴:
- 低い取引手数料
- 速い決済処理
- 熱狂的なコミュニティの存在
項目 | 内容 |
---|---|
銘柄名称 | ドージコイン |
ティッカーシンボル | DOGE |
価格 | 60.74円 |
リリース時期 | 2013年12月 |
ネットワーク名 | Dogechain |
時価総額 | 約618億ドル |
時価総額ランキング | 7位 |
コントラクト一覧 | 0xba2ae424d960c26247dd6c32edc70b295c744c43 |
公式サイトURL | https://dogecoin.com/ |
ドージコインは、特にX(旧Twitter)での盛り上がりや著名人(特にイーロンマスク氏)の発言によって話題になることが多いミームコインです。
ドージコイン(DOGE)の特徴や将来性を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。
柴犬コイン(SHIB)とは?
柴犬コイン(SHIB)は、2020年8月に匿名の開発者「Ryoshi」によって創設されたミームコインです。
イーサリアムベースのERC-20トークンとして開発され、分散型金融(DeFi)やNFTとの連携が進んでいます。
- 発行上限: 初期発行枚数は1,000兆枚で、ヴィタリック・ブテリン氏は総供給量の約41%を焼却(バーン)しました。
- エコシステム: ShibaSwap(DEX)、Shiboshi NFTs、Shibarium(レイヤー2ブロックチェーン)など多彩なプロジェクトが展開されています。
- 特徴:
- 発行ごとの焼却によるデフレ設計。
- 分散型コミュニティ「ShibArmy」による運営。
- スマートコントラクト対応。
項目 | 内容 |
---|---|
銘柄名称 | シバイヌ(Shiba Inu) |
ティッカーシンボル | SHIB |
価格 | 0.00000343円 |
リリース時期 | 2020年8月 |
ネットワーク名 | イーサリアム |
時価総額 | 約140億ドル |
時価総額ランキング | 14位 |
コントラクト一覧 | 0x95ad61b0a150d79219dcf64e1e6cc01f0b64c4ce |
公式サイトURL | https://shibatoken.com/ |
柴犬コイン(SHIB)はミーム(ジョークコイン)から実用性の高いエコシステムを発展させています。
柴犬コイン(SHIB)の特徴や将来性を詳しく知りたい方は以下の記事を参考にどうぞ。
このエコシステムは長期的な成長が期待されており、実用性をさらに高める取り組みが活発に行われています。
人気の理由
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の人気の理由には、共に柴犬をモチーフにしたデザインやミームコインとしての親しみやすさでしょう。
また、熱心なコミュニティがあり、その存在はミームコインにとって大きな要因です。
項目 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
---|---|---|
デザイン | 柴犬をモチーフにしたイラスト | 柴犬をモチーフにしたイラスト |
コミュニティ | 活発で熱心なサポーターが多数存在 | 「ShibArmy」と呼ばれる強力なコミュニティ |
価格変動 | 大きな価格変動が特徴 | 大きな価格変動が特徴 |
ユーティリティ | Dogechainによるスマートコントラクト | ShibaSwapやNFTプロジェクトで実用性を追求 |
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、見た目は似ていますが、活動内容や今後の方向性に大きな違いがあり、それぞれ魅力的な内容です。
これらの要素が組み合わさることで、一般投資家や企業からの関心が高まることで人気を集めています。
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の違いとは?
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、どちらも人気のあるミームコインですが、中身を見ていくと全く別の銘柄であることがわかります。
発行枚数と発行上限の違い
項目 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
---|---|---|
発行上限 | なし | あり |
新規発行 | 年間約50億枚 | なし(追加発行なし) |
供給量の特徴 | 毎年増加 | 焼却により減少 |
価値への影響 | インフレリスクあり | 希少性が高まりやすい |
ドージコイン(DOGE)は発行枚数に上限がなく、毎年約50億枚のDOGEが新たに発行されています。
これはインフレリスクを伴うため、長期的な価値の保存には懸念があります。
インフレトークンだと将来的価値が上がらないのでは?と思うかもしれません。
ですがちょっと違います。
ドージコイン(DOGE)の価値は、単純な供給量だけでなく、実際の利用価値によっても支えられています。
決済手段として広く採用されることで取引需要が高まり、それが価格を押し上げる力になります。
実際に、テスラやスペースX、グッチなど著名企業が決済手段として採用を進めており、X(旧Twitter)での決済採用も期待されています。
このように実用的な価値が高まることで、供給量の増加を上回る需要が生まれる可能性があります。
※参照:Establishing Principles
一方、柴犬コイン(SHIB)は当初1,000兆枚が発行されましたが、焼却(バーン)によって流通量が減少しています。
柴犬コイン(SHIB)は発行上限が設けられており、供給量が制限されているため、希少性が高まりやすい構造となっています。
使用しているブロックチェーンの違い
項目 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
---|---|---|
ブロックチェーン | 独自チェーン | イーサリアム(ERC-20) |
基盤技術 | ビットコイン・ライトコインベース | イーサリアムスマートコントラクト |
コンセンサス方式 | プルーフ・オブ・ワーク(PoW) | イーサリアムに依存 |
スケーラビリティ | 独自チェーンのみ | Shibariumレイヤー2で拡張 |
ドージコイン(DOGE)は独自のブロックチェーンを使用しており、ビットコインやライトコインから派生した技術です。
この独自のブロックチェーンはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用しています。
一方、柴犬コイン(SHIB)はイーサリアムブロックチェーン上で動作するERC-20トークンです。
スマートコントラクトの対応状況
柴犬コイン(SHIB)はスマートコントラクトに対応しており、分散型アプリケーション(DApps)との連携が可能です。
スマートコントラクトについてイーサリアム(ETH)の特徴で詳しく解説しています。
これにより、DeFiプロジェクトやNFT(非代替性トークン)との統合が進んでいます。
対照的に、ドージコイン(DOGE)はスマートコントラクトに対応しておらず、主に決済手段としての利用に限定されています。
この違いにより、柴犬コイン(SHIB)は多様な用途での活用が期待されています。
エコシステムの発展
暗号資産(仮想通貨)でいう、エコシステムとはその銘柄やチェーンの「経済圏や関連サービス」を意味します。
ドージコイン(DOGE)のエコシステムは主にDogechainを中心に構築されており、決済手段としての利用が進んでいます。
DogechainはEVM(イーサリアム仮想マシン)互換性を持ち、クロスチェーン対応も実現しています。
一方、柴犬コイン(SHIB)はShibaSwapやShiboshi NFTsなど、多彩なプロジェクトを展開しています。
ShibaSwapは分散型取引所(DEX)として機能し、DeFiやNFT市場との連携を強化しています。
これにより、SHIBのエコシステムは広範な分野での活用が進んでいます。
ShibaSwapとはなにか
ShibaSwapは柴犬コイン(SHIB)のエコシステムの中核を担う分散型取引所(DEX)です。
ShibaSwapでは、暗号資産(仮想通貨)の交換やステーキング、流動性提供などの機能があります。
機能 | 内容 |
---|---|
取引 | SHIBやBONE、WETHなどのトークンを交換 |
ステーキング | トークンを預けて報酬を獲得 |
流動性提供 | 取引ペアの流動性を提供して報酬を獲得 |
NFT | Shiboshiなどのコレクションの取引 |
ShibaSwapは、柴犬コインのエコシステムを拡大し、ユーティリティを高める重要な役割を果たしています。
分散型取引所(DEX)は、従来の取引所とは異なり、特定の会社による審査や管理を必要としません。代わりに、ウォレットを持っているなどの簡単な条件を満たせば、誰でも利用できる自動化された取引システムです。これは、スマートコントラクトという技術によって実現されている重要な機能の1つです。
コンセンサスアルゴリズムの違い
比較項目 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
---|---|---|
承認方式 | プルーフ・オブ・ワーク(PoW) | プルーフ・オブ・ステーク(PoS) |
承認に必要なもの | 計算力 | ステーキング |
エネルギー消費 | 高い | 低い |
環境負荷 | 大きい | 小さい |
投資メリット | マイニング報酬 | ステーキング報酬 |
ドージコイン(DOGE)はプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用しており、取引の承認には計算力が必要です。
これにより、ネットワークの安全性が高まりますが、エネルギー消費も増加します。
一方、柴犬コイン(SHIB)はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用しており、ステーキングによって取引が承認されます。
PoSはPoWに比べてエネルギー効率が高く、環境負荷が少ないとされています。
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の似ている点
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、いくつかの共通点を持っています。
柴犬をモチーフにしたデザイン
ドージコイン(DOGE)も柴犬コイン(SHIB)ともに柴犬をモチーフにしたデザインが特徴です。
柴犬をモチーフにすることで、暗号資産(仮想通貨)を敬遠していた層や難しそうと思っていた人にとって参入しやすくしています。
ミームコインとしての性質
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、どちらもミームコインとして誕生しています。
ミームコインとは、インターネット上で流行したミーム(面白画像や動画)を元にした暗号資産(仮想通貨)のことです。
近年、日本の取引所においてもミームコインの取り扱いが活発になっています。
ペペコイン(PEPE)は、現在実用性がないミームコインですが、高い人気を誇ります。
ペペコイン(PEPE)の将来性など詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。
ミームコイン独自の性質により、イーロンマスク氏の発言やコミュニティの影響を強く受けやすく、価格変動が激しい傾向があります。
活発なコミュニティの存在
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)には、それぞれ熱心なコミュニティが存在します。
ドージコイン(DOGE)に大きな影響を与える人物として、イーロン・マスク氏が挙げられます。
Xでイーロンマスクは様々なポストをしていて、このポストは共同で監督している政府機関の一部を指して、ミームを作りました。
このミームは、政府機関の名前を「D.O.G.E.」とし、ドージコイン(DOGE)に関連づけています。
さらに、ドージコイン(DOGE)のコミュニティメンバーは「Shibes」と呼ばれ世界中にいます。
一方、柴犬コイン(SHIB)は「ShibArmy」というコミュニティがあります。
ShibArmyはSNSでバズるミーム動画や情報共有、コミュニティ支援、プロジェクト開発への参加など、多岐にわたる活動をしています。
価格変動の特徴
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、ビットコイン(BTC)と比較すると価格変動が激しい傾向があります。
これは、ミームコイン特有の市場心理やSNSの影響によるものが大半です。
短期間で価格が大きく変動することがあり、投資家にとっては高リスク・高リターンの投資対象となっています。
ユーティリティ性を高める取り組み
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、単なるミームコインとしての枠を超えたユーティリティ性の向上に取り組んでいます。
ドージコインは、Dogechainを通じてスマートコントラクト機能を提供し、決済手段としての利用が進んでいます。
実際にドージコイン(DOGE)の決済を導入している企業も多くあります。
企業名 | 採用内容 |
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テスラ(Tesla) | オンラインストアでの商品購入 充電ステーションでの支払い |
グッチ(GUCCI) | バッグなど 米国内の一部店舗で利用可能 |
マイクロソフト(Microsoft) | Microsoft 365スイート Windowsソフトウェア |
Teslaでは暗号資産(仮想通貨)の決済はドージコイン(DOGE)のみになっています。
この辺りもイーロンマスク氏の影響が強いのかもしれませんね。
一方、柴犬コインは、ShibaSwapやShiboshi NFTsなど、柴犬コイン(SHIB)は多様なプロジェクトを通じて実用性を高めています。
特にShibaSwapの利用が活発になることで、エコシステム全体が成長し、関連サービスがさらに発展することが期待されます。
このように、ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、ミームコインとしての側面だけでなく、実際の利用価値を持つ暗号資産(仮想通貨)としての地位を確立しつつあります。
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)はどちらがおすすめか
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)のどちらを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。
結論から言うと、どちらが絶対に上がるからおすすめ!ということは断言できません。
その理由は、柴犬をモチーフにしている点は共通しているものの、プロジェクトや方向性が大きく異なるためです。
そのため、「自分がどちらのコインが支持出来るか」という視点が重要になってきます。
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の買い方
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の購入は、日本国内の取引所で出来ます。
ここでは、ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の取扱い状況を見ていきましょう。
取引所 | ドージコイン(DOGE) | 柴犬コイン(SHIB) |
---|---|---|
コインチェック | ||
OKJ(オーケーコイン・ジャパン) | ||
bitbank | ||
BITPOINT |
bitbankは2025/01/18時点でドージコイン(DOGE)のみの取扱いですが、殆どの銘柄が取引所取引に対応しているので口座を持っていない人は開設しておくと便利ですよ。
\ アルトコインが豊富な取引所 /
- 口座開設: 暗号資産(仮想通貨)の口座がない場合は、取引所でアカウントを作成し、本人確認を完了させます。
- 日本円を入金する: 銀行振込(即時入金)などを利用して、日本円を取引所のアカウントに入金します。
- 購入する: ドージコイン(DOGE)または柴犬コイン(SHIB)の購入数量を入力し、購入します。
- ウォレットに移動する(任意): セキュリティを強化するために、購入したコインを個人のウォレットに移動するとより安心です。
ウォレットに移動する場合はLedger Nano Xなどのハードウェアウォレットにしましょう。
インターネットから切り離した状態で管理するため、安全です。
よくある質問(FAQ)
- ドージコインと柴犬コインの主な違いは何ですか?
-
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)は、どちらも柴犬をモチーフにしたミームコインですが、発行枚数やブロックチェーン、スマートコントラクトの対応などに違いがあります。ドージコインは独自のブロックチェーンを使用しており、発行上限がありません。一方、柴犬コインはイーサリアム上で発行され、発行枚数に上限が設定されています。
- ドージコインと柴犬コインの将来性はどう違いますか?
-
ドージコインは長期的な視点での利用、特に決済手段としての活用が期待されています。イーロン・マスク氏の支持もあり、安定した時価総額を維持しています。一方、柴犬コインは分散型金融(DeFi)やNFTなど、多機能なエコシステムを構築しており、実用性の高いプロジェクトが多数存在します。どちらも将来性がありますが、目的や利用方法によって選ぶコインが異なります。
- ドージコインのメリットとデメリットは何ですか?
-
ドージコインのメリットは、低い取引手数料と速い決済時間、そして熱心なコミュニティが挙げられます。また、発行上限がないため、供給が安定しています。しかし、発行枚数が無制限なため、インフレリスクがあり、長期的な価値の保存には課題があります。
- 柴犬コインの購入方法を教えてください
-
柴犬コイン(SHIB)は、日本国内の主要な取引所で購入できます。まず、取引所に口座を開設し、本人確認を完了させます。次に、日本円を入金し、SHIBを購入します。購入後は、セキュリティを強化するために、個人のウォレットに移動することをおすすめします。
- ドージコインと柴犬コインの価格変動の特徴は?
-
ドージコインと柴犬コインは、ミームコイン特有の価格変動が大きいです。特にSNSや著名人の発言に影響されやすく、短期間で急激な価格の上昇や下落が見られます。投資する際は、価格変動のリスクを理解し、余剰資金で行うことが重要です。
- ミームコインとしてのリスクは何ですか?
-
ミームコインには、高いリターンを狙える反面、価格変動が非常に激しいというリスクがあります。また、バンドワゴン効果やFOMO(機会を逃す恐怖)によって、一時的な価格の上昇に踊らされる可能性があります。投資は計画的に行い、分散投資を心掛けることが大切です。
まとめ
ドージコイン(DOGE)と柴犬コイン(SHIB)の違いを解説してきました。
この記事のポイント
- 発行枚数と発行上限の違い
- 使用しているブロックチェーン
- エコシステムの特徴
どちらがいいという決定的なものはありませんが、市場全体が盛り上がり始めるとミームコインの爆発力は凄いものがります。
いつでもドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)を購入できるように複数の取引所を開設しておくのもおすすめです。