- USDT(テザー)の特徴と仕組み
- 海外取引所を使わないUSDT(テザー)の購入方法
- USDT(テザー)取引時の注意点と手数料の設定方法
「USDT(テザー)を手に入れたいけど、海外取引所は敷居が高い…」
USDTの入手に困っていませんか?
海外取引所のリスクを避けつつ、DeFiやNFTもかんたんに始めることができるようになります。
USDT(テザー)は多くの取引所やDeFiで使われている基本通貨です。
USDT(テザー)は法定通貨ではなく、Tether Limited社が発行している米ドル価格に連動している仮想通貨という点は覚えておきましょう。
国内取引所に慣れてくると、日本で取り扱いの無い仮想通貨を欲しくなることがあります。
そんなときにUSDT(テザー)のようなステーブルコインがあると便利です。
USDTの買い方手順
- 日本国内取引所でリップル(XRP)を買う
- Ledger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)へリップル(XRP)を送金
- Ledger Liveでリップル(XRP)をUSDT(テザー)に交換
「海外取引所じゃなくハードウェアウォレットに送金?」
このように疑問に思われるかもしれません。
ハードウェアウォレットのLedger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)は仮想通貨を安全に保管するお財布です。
Ledger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)はLedger Liveというソフトを使い管理します。
仮想通貨を保管するだけではなく、「スワップ」機能があるため、リップル(XRP)などの送金用通貨をUSDT(テザー)に交換することができます。
それでは日本の取引所からUSDT(テザー)の買い方の手順を詳しく解説していきます。
USDT(テザー)とは?
USDT(テザー)はTether Limited社が発行しているステーブルコインで、米ドルと価格が連動するよう設計されているステーブルコインです。
CoinMarketCap時価総額ランキングでUSDT(テザー)は3位と、人気のある仮想通貨なので使い方や特徴を抑えておきましょう。
ステーブルコインとは?
ステーブルコインは殆どの海外取引所で使え、1USD=1USDTのように米ドルと連動を目指して設計されています。
ステーブルコインと呼ばれる物には4種類あります。
- 無担保型
- 法定通貨担保型
- 仮想通貨担保型
- コモディティ担保型
Tether社が発行しているUSDTは法定通貨担保型です。
この「法定通貨担保型」というのは、法定通貨を担保する事で同額のステーブルコインを発行するという種類になります。
担保されている法定通貨=発行しているステーブルコイン枚数
価格が法定通貨の米ドルと殆ど変わらず安定しているため、とても扱いやすい通貨となってます。
- USDT
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- 米ドルに連動
- 法定通貨担保型
- Tether Limited社
- USDC
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- 米ドルに連動
- 法定通貨担保型
- 大手会計事務所の監査を常時公開しているので透明性が高い
- CENTRE(Circle社とCoinbase社の共同運営)
- BUSD
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- 米ドルに連動
- 法定通貨担保型
- 仮想通貨取引所バイナンス(Binance)
- JPYC
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- 日本円に連動
- JPYC株式会社
※2022月7月現在、海外取引所では使えません。
※公式サイトにもありますが、JPYCは仮想通貨ではなく前払式支払手段という部類になります。
ステーブルコインの使い方は?
将来的な値上がりを期待する通貨ではなく、USDT→ビットコインのような取引が主になってきます。
手持ちのビットコインが下落するかもしれないと予想した場合、一旦USDTに交換して下落局面を乗り切るという使い方もありです。
USDT(テザー)の特徴
USDT(テザー)は日本の取引所で取り扱いはありませんが、海外では主流の仮想通貨です。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のようなキャピタルゲイン(売却益)は期待できません。
なぜなら、米ドルとペッグ(米ドル価格に固定)するように設計されている通貨だからです。
USDT(テザー)のキャピタルゲイン(売却益)はUSDT(テザー)を購入したときよりも円安になったときにFXなどの為替取引と同じような利益が出ます。
大きな価格変動は無く、米ドルに連動しているため投資対象には向いていません。
値上がりを期待してUSDT(テザー)を購入するというより、利益を確定したいとき法定通貨ではなくUSDT(テザー)を一時退避先として使われています。
USDT(テザー)は多くのブロックチェーンで使えます。
対応ブロックチェーン
- イーサリアム(Ethereum)
- ポリゴン(Polygon)
- ソラナ(Solana)
- アスター(Astar Network)
- バイナンススマートチェーン(BSC)
- アバランチ(Avalanche)
- ポルカドット(PolkaDot)
USDT(テザー)の買い方
USDT(テザー)は日本の仮想通貨取引所で販売していません。
日本の取引所でリップル(XRP)などの送金用通貨を購入してUSDT(テザー)に交換していきます。
USDT(テザー)の買い方
- 国内取引所でリップル(XRP)を購入
- Ledger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)へリップル(XRP)を送金
- Ledger Liveでリップル(XRP)をUSDT(テザー)に交換
Ledger Nano S Plusはハードウェアウォレットでが、Ledger Liveというソフト内でスワップができます。
Ledger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)の使い方についてはコチラ
今回はLedger Liveの「スワップ」機能でUSDT(テザー)を買っていきます。
リップル(XRP)を国内取引所で購入と送金
リップル(XRP)を取り扱っている日本の取引所であればどこでも問題ありません。
せっかくなので送金手数料がかからない取引所を選ぶといいですよ。
リップル(XRP)の買い方と送金方法はコチラを参考にどうぞ。
Ledger LiveでUSDT(テザー)の買い方手順
Ledger Nano S Plusに無事送金できたら、Ledger Live内でUSDT(テザー)を購入します。
Ledger Liveの「スワップ」機能を使ってUSDT(テザー)に交換していきます。
Ledger Nano S Plus(レジャーナノSプラス)をパソコンと接続しておきます。
ネットワーク手数料は多く支払うことで取引が優先されて処理されます。
Ledger Liveのメニューから「スワップ」を選択
- 交換する通貨を検索
- 数量を入力
- 手数料は多い方が早く処理されます。取引所では「0.15XRP」あたりが使われているようです
「取引」をクリックするとハードウェア側にappのインストールが始まります(初回のみ)。
パソコン側(Ledger Live)で操作をし、Ledger Nano S Plus側で取引の許可をします。
左右ボタン同時押しで承認
取引内容の確認
Ledger Nano S Plusの右ボタンで取引内容を確認します。
取引内容を確認したら「Accept and send」まで進み左右同時押しで決定します。
送信の完了。
スワップが完了するまで待ちましょう。
「履歴」からリップル(XRP)からUSDT(テザー)にスワップ完了したことが確認できます。
手数料を低く設定し過ぎると、取引完了まで字間がかかります。
状況にもよると思いますが、初期設定の0.00001XRPにしてしまい20分くらいかかりました。
手数料設定は0.00001XRPだと数日~数週間と言われてるので確認しておきましょう。
USDT(テザー)のよくある質問
ここではUSDT(テザー)に関するよくある質問をまとめています。
- ステーブルコインとは何ですか?
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ステーブルコインとは、法定通貨や通貨・ゴールドなどにペッグ(価格が連動)されている通貨でUSDT(テザー)やBUSDやUSDCは米ドルと同じ価値になるように設計された仮想通貨です。
- 日本の取引所でUSDT(テザー)は買える?
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USDT(テザー)やBUSD・USDCは日本の仮想通貨取引所で買うことができません。
唯一、GMOコインはステーブルコインの「DAI」を取り扱いがあります。
DAIはイーサリアム(ETH)を担保としたステーブルコインです。
- 長期保有すると値上がりを期待できますか?
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ステーブルコインは法定通貨や通貨・ゴールドなどにペッグ(価格が連動)されている仮想通貨のためペッグ元の価格に依存します。
そのため、ビットコイン(BTC)のような売却益は見込めません。
日本円から交換した場合は円安になることで為替利益と同等の利益を得ることは可能です。
まとめ
USDT(テザー)の買い方を解説してきました。
海外取引所を使わずにUSDT(テザー)を買うことができました!
Ledger Nano S Plusを使うとかんたんで安全にUSDT(テザー)を買うことができます。
USDTの買い方
- GMOコインでリップル(XRP)を買う
- Ledger Nano S Plusへリップル(XRP)を送金
- Ledger Liveでリップル(XRP)をUSDT(テザー)に交換
GMOコインは送金手数料が無料なので、USDT(テザー)を買うのに無駄な費用がかからないのでおすすめです。