「仮想通貨投資はやめとけ」は本当なのでしょうか。
仮想通貨投資で「億り人」になったとSNSでも大きく話題になっているのに不思議に感じませんか?
証券投資否定派やFX否定派と同じように「仮想通貨否定派」もいるためこのように言われることがあります。
仮想通貨投資を始めてみたいけど、「やめとけ」「危ない」と聞くと、なかなかスタート出来ない方は是非最後までご覧下さい!
【結論】仮想通貨投資は安全に始められます
「仮想通貨はやめておけ」と言われていますが、結論から言うと始めてもOKです。
- 大きな利益が期待できる(長期投資)
- いつでも取引可能
- 資産を守るためのアセットアロケーション
- 仮想通貨が法定通貨になっている
仮想通貨の特徴4つを詳しく見ていきましょう。
大きな利益が期待できる(長期投資)
仮想通貨投資は長期的に見ると大きな値上がりが期待できます。
仮想通貨の代表格、ビットコインのチャートをみていきましょう。
2017年~2022年の5年間の1月におけるビットコインの週足チャートです。
日付 | ビットコイン終値 |
---|---|
2017年1月2日 | 108,247円/1BTC |
2018年1月1日 | 1,944,975円/1BTC |
2019年1月7日 | 382,315円/1BTC |
2020年1月6日 | 892,969円/1BTC |
2021年1月4日 | 3,979,170円/1BTC |
2022年1月3日 | 4,846,779円/1BTC |
その後、アメリカの利上げや株式市場の下落と共に仮想通貨も下がっています。
投資は下落相場でも淡々と積み上げていくのが大切で、下落相場をどう捉えるかが重要になってきます。
いつでも取引可能
仮想通貨取引は24時間365日取引ができます。
他の投資と比較
- 証券取引は平日9時~15時まで
- FXは平日9時~ニューヨーク市場が閉まる翌朝6時まで取引可能です。
※6時~9時も取引可能ですが取引高が少ない
株式投資やFXの場合、土日に悪いニュースが報道されたとしても市場が開くまで売買することができません。
その点、仮想通貨取引はいつでも取引できるので売却・購入が即座に行えるのは大きなメリットです。
資産を守るためのアセットアロケーション
投資は分散投資することがとても大切です。
特に長期保有の投資は色々な分野に分散投資しておくことで、資産を減らすリスクを最小限に抑えることができます。
アセットアロケーションとは、様々な金融資産に対しリスク許容度や運用期間などを決め適切に割合を決めていく方法です。
アセット(Asset)は「資産」、アロケーション(Allocation)は「配分」という意味の英語で、アセットアロケーションとは、運用する資金を国内外の株や債券などにどのような割合で投資するのかを決めることをいいます。
出典:https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan
投資を仮想通貨1本にするのではなく、投資信託や金、外国株式、債券などに分散しておくとリスクを抑えられます。
仮想通貨が法定通貨になっている
エルサルバドルが2021年にビットコインを法定通貨にしました。
日本の法定通貨は「円」ですが、円と同じようにビットコインを国内の通貨に定めたということです。
お店が決済方法にビットコインを導入したニュースとインパクトが違い、エルサルバドルの正式なお金として認められています。
ビットコインは分散型のネットワークで取引履歴の改ざんなど、不正が困難な仮想通貨です。
そういったセキュリティの高さから、法定通貨にする国が増えている点も将来性を感じる1つの理由です。
仮想通貨はやめとけ!と言われる理由
「仮想通貨はやめとけ」と言われる理由は3つ上げられます。
なぜ、「やめとけ」や「危険」と言われるのでしょうか。
- 仮想通貨は価格変動が激しい
- 詐欺コイン・スキャムがある
- ハッキング被害が過去にある
具体的に見ていきましょう。
仮想通貨は価格変動が激しい
仮想通貨は価格変動が激しいことも1つの特徴です。
「価格変動」を「ボラティリティ」と呼び、変動の度合いを大小で表します。
価格変動が大きいからといって必ずしも危険というわけではありません。
ボラティリティの大小に応じて、ポートフォリオを構成することでリスクを最小限に抑えることができます。
ボラティリティが小さい仮想通貨をメインにし、大きく価格変動するアルトコインを少量ずつ分散するのがおすすめです。
ビットコインは仮想通貨の中でも流動性が高いため、メインはビットコインを選びアルトコインを数種類選んでおくとリスクを抑えた仮想通貨投資になります。
詐欺コイン・スキャムがある
投資には詐欺や悪質商材が付きものです。
仮想通貨も例外ではなく、詐欺コインやスキャムがあるので十分注意しましょう。
株式投資やFXと同じように「爆益トレード手法」や「1,000倍になるコイン」というように宣伝していますが手を出さないようにしてください。
SNSの普及により、DMが届くことがあります。
公式アカウントを装ったDMもあり、送られてきたアカウントが本物かどうか、フォロワー数や過去のツイートを参照して見極めてください。
ハッキング被害が過去にある
仮想通貨取引所がハッキングされ不正流出した事件が過去にあります。
その中でも有名な事件を紹介していきます。
マウントゴックス事件
2014年にMt.Gox社がハッキング被害に遭い、85万BTC(470億円)が不正流出しました。
マウントゴックス社は世界最大級の取引業者であり、利用者も多かったため大きな被害総額の事件となりました。
2014年2月に債務超過に陥りマウントゴックス社は民事再生法の適用を申請しました。
コインチェックNEM不正流出
2018年にコインチェックがハッキングに遭い、僅か20分間で580億円相当のNEMが流出した事件。
不正流出した原因についてコインチェックはこのように公表しています。
外部の攻撃者が、(a)当社従業員の端末にマルウェアを感染させ、外部ネットワークから当該従業員の端末経由で当社のネットワークに不正にアクセスをし、遠隔操作ツールにより当社のNEMのサーバ上で通信傍受を行いNEMの秘密鍵を窃取したうえで、(b)窃取したNEMの秘密鍵を使用して外部の不審通信先にNEMを不正送金したものであると推定されております。
出典:https://coincheck.com/ja/info/faq_nem
コインチェックの凄いところは、
不正流出が2018年1月26日に発生し、28日には被害者全員に日本円で返金すると発表しました。
その後、コインチェックはマネックスグループの参加となりました。
大手マネックスグループの傘下となり、セキュリティの強化・仮想通貨をインターネットから切り離した環境で保管など安全面での強化を行い、信頼が回復しました。
2019年1月11日には金融庁へ仮想通貨交換業登録を済ませ、コインチェックのスマホアプリは国内ダウンロードナンバー1の大手取引所となりました。
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
仮想通貨投資をおすすめできる人の特徴
ここからは仮想通貨投資に向いている人の特徴についてお伝えしていきます。
- 仮想通貨に将来性を感じる人(ブロックチェーン・NFT)
- 長期的な目線で投資を始められる人
- 仮想通貨の管理ができる人
- 気絶投資ができる人(仮想通貨に限らず)
- 銀行引落しでつみたてしたい人
- 現物のリスクヘッジで空売りしたい人
仮想通貨に将来性を感じる人(ブロックチェーン・NFT)
仮想通貨の大きな特徴として、従来の銀行のように中央集権的な運営ではなく中央管理者が存在しない分散型の運営組織でしょう。
Web3で話題になっている分散型にはDEX・DEFI・DAO・NFTなどがあります。
分散型は従来の会社運営とは違いガバナンストークンを保有する人が運営方針などを提案・投票することができます。
DEXやDEFIといった新しい形の金融サービスは、ブロックチェーン上で管理されていて透明性が高く、インターネット環境があれば誰でも取引の内容を見ることができます。
更に、ブロックチェーン上に記録される(承認)されるにはその取引が正しいと判断されなければいけないため安全性も高く利用者が増えています。
長期的な目線で投資を始められる人
仮想通貨だけではありませんが、投資は直ぐに結果を求めてしまうと思ったほどの利益が出ずがっかりしてしまうかもしれません。
>>大きな利益を期待できるでも解説したように、ビットコインは時間をかけて何倍にも上昇しています。
株式取引と比べると価格変動が激しい分、時間をかけることで大きな利益を狙えるのが仮想通貨の魅力です。
管理がしっかりとできる人(ウォレット系)
仮想通貨の保管は2通りあります。
仮想通貨の保管方法
- 購入した仮想通貨を取引所へ預けておく
- ハードウェアウォレットを用意し送金する
取引所に仮想通貨を預けておく
取引所に仮想通貨を預けておく場合は、ハッキングのリスクがあることは理解しておきましょう。
とはいえ、コインチェックやbitFlyerは高いセキュリティでユーザーの資産を守っており、仮想通貨は分別保管しているため安心感はあります。
ハードウェアウォレットで保管
ハードウェアウォレットはUSBメモリのような形状が多く、自分で仮想通貨を管理します。
インターネット環境から切り離し、自分で仮想通貨を管理するため安全性は高いと言えます。
「リカバリーフレーズ」と呼ばれる、ハードウェアウォレットを復元する文字列の管理が必要です。
リカバリーフレーズを忘れてしまうと、保管していた仮想通貨を復元できなくなるので注意しましょう。
気絶投資ができる人(仮想通貨に限らず)
「気絶投資」と聞くとふざけているのかと思うかもしれませんが、そうでもありません。
気絶投資は長期保有に適している方法と言えます。
購入したら、保有していること忘れてガチホ(長期保有)するだけ。
投資は価格が上昇することもあれば、下落することもあります。
上昇時は「まだまだ上がる」と考えますが、下落時は「もう売らないとやばい?」と考えてしまうでしょう。
値動きに一喜一憂せず、当初の目的通り長期保有するために狼狽売りを避け気絶投資もおすすめです。
安全に仮想通貨投資をはじめるためのルール
投資は必ずルールを決めて長期的に付き合っていくことが大切です。
ルールは直ぐに変更せず、一定期間で見直すと精度の高い投資へ近づくことができます。
基本ルール3選
- 少額投資
- 余剰資金で投資
- つみたて投資
少額投資
仮想通貨の取引に慣れるまでは少額投資を心がけましょう。
例えば、生活に影響のない資金が10万円あったとします。
10万円分のビットコインを購入したいと思ったとき、一括で購入しないようにしましょう。
その理由は、毎日価格変動が起きているため現在価格が最安値であるとは限らないためです。
10万円分のビットコインを購入する場合、10日や1ヶ月に分けて購入するのがいいでしょう。
時間分散することで取得価格が平均化されるため、リスクを最小限に抑えることができます。
余剰資金で投資
投資は必ず余剰資金でやりましょう。
借金してきて投資するのはNGです。
無理な投資額になってくると、ギャンブル的に投資してしまうので正常な判断ができなくなることがあります。
投資の最大の味方は時間です。
退場せずにどれだけ長く投資と付き合うかがとても大切です。
仮想通貨投資を長く続けるためには、無理な投資額ではなく余剰資金で必ずやりましょう。
つみたて投資
投資の味方は時間とお伝えしてきました。
時間を味方にする最大の方法は「つみたて投資」です。
毎月決まった金額をコツコツ積み立てることで、将来大きな利益を期待できます。
仮想通貨のつみたて投資は取引所によって特徴があります。
- コインチェック
- 設定した金額が銀行口座から自動引落しされるため負担なくつみたて出来る。
- bitFlyer
- 1円から積み立て設定ができ、積み立て頻度も「毎日~月1回」などの設定ができます。
おすすめの国内取引所
国内の仮想通貨取引所も年々増えてきました。
現在(2022/11/21)時点で金融庁へ登録している暗号資産交換業者は31社あります。
金融庁 暗号資産交換業者一覧
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf
その中でもおすすめの取引所を紹介していきます。
自動でつみたてができるコインチェック
- 仮想通貨取り扱い数30種類と豊富
- 銀行自動引落しによる仮想通貨つみたて
- 取引所の手数料無料
- スマホアプリダウンロードNo1
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年1月〜2023年12月、データ協力:AppTweak
ビットコインをメインに投資したい人におすすめの取引所です。
取引所では「取引手数料」が無料のため、ビットコインを取引する回数が多くなりそうな場合はお得に売買できます。
スマホアプリダウンロードNo1が物語っているように、初心者にも使いやすい設計で安心して使うことができます。
コインチェックのつみたては銀行口座から自動引落しができるので、時間が無い人にはおすすめです。
忙しくて買い忘れるということが無くなり、長期投資には強い味方になります。
1円から積み立てや仮想通貨FXができるbitFlyer
- つみたて投資が楽にできるコインチェック
- 仮想通貨FXができるbitFlyer
まとめ
「仮想通貨投資はやめとけ」は本当なのか詳しく解説してきました。
仮想通貨への知識を持つことで、「やめとけ」「危険」という意見が仮想通貨投資の一面でしかないことが理解できたと思います。
仮想通貨はやめとけのポイント
- 仮想通貨投資のメリット・デメリットを事前に知る
- 資産を守るため分散投資
- 仮想通貨投資は少額から始められる
仮想通貨のつみたてはコインチェックとbitFlyerがおすすめです。
- 銀行引落しのつみたてができるコインチェック
- 1円から積み立てができるbitFlyer
どちらも使いやすく、セキュリティの高い取引所なので両方作っておくと安心ですよ。